マンション管理士の試験も範囲別に取り組み方が変わります
マンション管理士の試験はとにかく出題範囲が広いです。
そのことは、テキストの目次の部分をパラパラとめくってみるだけで即座にわかることです。
……そのことだけでも、一気に肩に重さがのしかかってくるかもしれませんが、愚痴をこぼしていてもはじまりません。どうすれば試験合格に向けて進めるのか、考えてみましょうか。
マンション管理士の試験も、視点を変えることである程度おおまかに範囲を分けることができます。
マンション管理士の試験には4つの柱があると思って差し支えありませんから、その柱ごとにマンション管理士試験の攻略のコツを述べて行きましょう。
A.マンションの管理に関する法令および実務に関することここでは法令が大量に出てきますから、それだけでうんざりするかもしれませんが、ここを攻略するかどうかで試験合格が分かれるといっても過言ではありません。
マンション管理士の試験勉強では、法律用語はどうしても正確に暗記・理解していかないといけませんが、ただ丸暗記するよりは、身近な例を想像して、法律がどう適用されるのかを推察しながら覚えていくとだいぶ楽に進められます。
つまり、身近な例に法律を当てはめて、どうしてそんな解釈になるのかをうまく説明できるようにしていく、という意味です。
B.マンションの建物および付属施設の形質および構造に関することある程度実務的な問題でもあります。そこで実際にマンションに足を運んで、どんな構造になっているのか見て行くことも大切です(最近は防犯上の問題で、部外者が立ち入れないことも多いですが)。
つてを辿って、マンションの工事現場や、改修中のマンション等、そこまでいかなくてもせめて保守点検を実施している現場を見学する機会をつくって参考にさせてもらうとよいでしょう。
C.マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること試験から離れて考えてみましょう。ここでは、マンション管理士がどんな資格なのかを念入りに説明しています。
マンション管理士の試験合格、そして資格取得を目指す以上、興味を感じながら読んでいくことができるはずです。
試験ではこの部分は、絶対に落とさないように徹底して理解しておきましょう。
D.管理組合の運営の円滑化に関すること管理や会計に関する内容が多く、実務とも深く関わってきます。
マンション管理の実務経験がある人だったらだいぶ楽でしょうし、そうでなくてもよく読み込んでいけばそれほど恐れる必要はありません。
マンション管理士の試験範囲とその勉強のコツを大別すると以上のようになりますが、なかなか糸口がつかめないときは通信教育等を一度試すと、大きく前進できるチャンスをつかめることがあります。
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